毎月、色んな勉強会や研修に参加しています。仕事柄、常に知識のアップデートは欠かせません。
社労士以外にFP(ファイナンシャルプランナー)の資格を有していることもあり、
FPの勉強会にも積極的に参加しています。
この日は私が所属しているFPの研修会で講師を務めさせて頂きました。
メンバーには、税理士や行政書士等の他士業だけではなく、会社経営者や勉強熱心な会社員、
色んな方々が居られます。
何をテーマにしようかずっと悩んだ挙句に決めたテーマは
「今さら聞けない働き方改革~制度の本質を理解しよう」
(講義中の写真を撮るのを忘れてしまいました・・・)
「いまさら聞けない働き方改革」は他の講習でもよく聞かれるタイトルかも知れません(笑)
ですが講義の内容は私自身で考えたこと、日々感じていることを述べさせて頂きました。
働き方改革を1時間の講義で語りつくすのは無理なので、最初は時間外労働の上限規制や
賃金割増率の変更など法改正をさらっと説明。
次に、「働き方改革の本質」について語らせて頂きました。
「働き方改革」は働いている方であれば誰でも知っている言葉でしょう。
一言で説明できなかったとしても、何となく「ワークライフバランス」みたいな感じで
働く人にとっては労働条件が有利になっていくイメージを持たれているのでは、と思います。
その有利な部分=労働条件が良くなる点だけがフォーカスされているような気がして違和感を
覚えておりました。
制度の本質を理解していれば、経営者だけではなく労働者側も、もっと危機感を持つはずです。
どうして「働き方改革」が必要なのか、「働き方改革」を通して目指していくべきものは何なのか、
その部分をお伝えしました。
あまり説明が上手くできなくて反省点も多かったのですが、主旨は伝わったかなと思います。
講義最後の質問タイムで、他士業の先生から意外な質問というか相談がありました。
「従業員に頑張って貰うために、生産性を上げて貰うために、人事評価制度を導入した。
しかしながら、従業員がキチンと人事評価の点数をつけてくれない。どうすればいい?」
他にも、ある大手メーカーの管理職をされている男性から
「部下の人事評価が難しい。管理部門なので、どのように評価すれば良いか悩んでいる」との事。
まさか「人事評価」の話題になるとは思ってもいませんでした。
これについては、社労士としてというよりは長年の会社員経験から私なりに思っている部分も
あるのですが、そこの部分(本音)は言えませんでした(笑)
人事評価については、また次の機会に・・・
兎にも角にも「働き方改革」を進めて行くには経営者の覚悟、従業員の自覚が必要かと思います。
大人数の前で話すことで知識や自分の考えをアプトプットするのは良い経験ですね。
とても勉強になりました。