9月末に厚生労働省より公表された「年収の壁・支援強化パッケージ」、所謂106万円の壁、130万円の壁。
この直後から、顧問先様から立て続けに問い合わがあり、説明に追われておりました。
特に、年収130万円の壁=健康保険の被扶養者ラインについて。
一時的に収入が130万円を越えても会社の証明があれば被扶養者認定から外れないという報道内容だったので、従業員様からもっと働きたいというお声があがっているようです。
「今日から勤務日数、時間を増やしたい」、「本当に、超えても大丈夫ですか?」との問い合わせが多くきており、何としても当事務所の確約を得たい様子です。お気持ちは理解できるのですが、こちらの回答は「暫くの間(年内)は今まで通りでお願いします」という事です。
2か所掛け持ちのパートさんの場合の事業主証明はどうなるの?130万を超えても上限がないの?
実務的には様々な疑問点がありますが、年金機構等に問い合わせをしても、具体的な事は現時点では全く何も決まっていない状況です。子育て世代のパート従業員であれば、年収があがることで保育料やその他の行政サービスに影響が出てくるのかも気になるところです。
「年収の壁・支援強化パッケージ」については、専門家、その他色んな方がSNSで発信されておりますが、詳細はまだ何もわかっておりません。報道だけが先走っております。今後の動向を注視してまいります。